「金川沿岸遺跡めぐり」のご報告

2015年10月31日

秋も深まる本日は「金川沿岸遺跡めぐり」が開催されました。

昨年は小雨のなか決行されましたが、

今年はとってもいいお天気で、暑くも寒くもない心地よいお天気の中実施することができました!

さてさて本題イベント報告の前に、

金川の森周辺には文化財がたくさんあるというのをご存知でしょうか?

金川の森の所在する笛吹市は全国的に見ても文化財の数が多い市なんです。

石器時代、古墳、戦国時代(なんと言っても武田氏の遺跡)まで長ーい歴史の名残が残っています。

山に囲まれた山梨県は独自の文化や、発展の仕方をしてきたのでは?

なんて考えるとロマンに溢れていてワクワクしますね!

そんな大切な文化財たちを、笛吹市の誇りをいろいろな人に知ってほしい!

という熱意を元に活動されている「ボランティアガイド笛吹」の会長 古屋さん、副会長の依田さんを講師にお呼びし、

園内、また、公園周辺の文化財を紹介していただきました。

経塚古墳から始まり、甲斐国分寺跡地、現在では移動した国分寺、最後にかの武田信玄公が考案した水防工法を回りました。

経塚古墳は、全国的にも珍しい「八角墳」。

天下八方の支配者という中国の思想からきているといわれ、

山梨県にとても力をもった人物がいたことがわかります。

そのほかにも金川沿岸には多数の古墳が見つかっています。

国分寺跡地ではなんと言っても山梨県唯一の国分寺。

古代甲斐の国のころの宗教や政治など様々なものの中心でした。

なんといっても、国のどこからでも見えたであろう「七重の塔」は、

いまでいうスカイツリーのような存在だったと思われます。

跡地は現在国の国有地になり、将来国分寺が復元される予定だそうです。

現在の国分寺はより金川に近い場所に移り、きれいに整えられたとってもきれいなお寺です。

今回は残念ながら館内を見ることはできませんでした。残念!!

最後は金川をわたって治水広場へ

治水広場という名のとおり「聖牛」や「かすみ堤」などが展示してあります。

あの長い石の置物はイスじゃないですよ!?

「かすみ堤」という武田信玄考案の水防工法のひとつを模したものなんです!

山々に囲まれ山から流れる川がたくさん通る「甲斐の国」

一見自然豊かな土地ですが、ひとたび嵐や台風が来ると川は溢れ大洪水が起きるのです。

武田信玄は自分の国の民や、農耕地を守るために数多くの水防工法を考案しました。

その技術は目覚しいもので各地の大名たちはこぞって真似をしたそうです。

数々の文化財が園内や近隣にある金川の森。

なんだあれ?いつもはそれで終わるものを、ガイドさんの紹介で大切なものであることに気づいていただけたらと思います。

有名な観光地をめぐるのも楽しいですが、自分たちの住む地域の歴史と、有名な歴史人物や、建物、文化などがつながると

とっても楽しく、またその中に自分がいることがうれしくなります。

大切な歴史文化財をこれからも大切にしていきたいですね。

金川の森インタープリター / えいちゃん

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